詰め物・被せ物

伊藤歯科クリニックでは、詰め物・被せ物の選択においても、患者さんの意思決定を大切にしています。
まず、重要なのは必要最小限の治療を心がけることです。例えば、前歯の神経を取った場合でも、歯の形が大きく崩れていなければ、必ずしも被せ物は必要なく、詰め物だけで十分なケースもあります。当クリニックでは、歯の状態をしっかりと評価した上で、本当に必要な処置を提案します。
また、被せ物が必要な場合でも、保険適用の白い被せ物から、審美性の高いセラミックまで、様々な選択肢があります。保険適用の被せ物は費用が抑えられるというメリットがありますが、見た目や耐久性の面では限界があります。一方、自費診療のセラミックは審美性や適合性に優れていますが、費用がかかるというデメリットがあります。

当クリニックでは「セラミックにしなければならない」という固定観念はありません。患者さんの希望や生活スタイル、予算など、様々な要素を考慮した上で、最適な選択肢をご提案します。例えるなら、車を選ぶ際に「ベンツしかない」というわけではなく、その人のライフスタイルによっては自転車や電車の方が適している場合もあるのと同じです。

詰め物・被せ物は人工物であるため、経年劣化は避けられません。そのため、定期的なメインテナンスを通じて状態をチェックし、必要に応じて調整や交換をおこなうことが重要です。当クリニックでは詰め物・被せ物を入れた後も、長期的な視点での口腔管理をサポートしています。
患者さんに合った詰め物・被せ物の選択をするためには、十分な情報提供と丁寧な説明が不可欠です。当クリニックではそれぞれの選択肢のメリット・デメリットをくわしく説明し、患者さんが納得した上で決断できるようサポートしています。